/var/log/20110311.log

特にオチとかはないんですが、ログとして残しておきます。


その日は14時頃に外で昼食した後、14:30には職場に戻り、さてまた今日やることをやるか、と始めて15分ほど経過したときに、揺れが発生。
すぐ終わるかなとか最初は思っていたが、なんか長い。次第に揺れが激しくなって、ついには目の前の液晶モニタを押さえてないと倒れるレベルの揺れになった。このあたりで周囲で「これはヤバい」という話に。

全員一旦オフィスを出て、近所の新宿中央公園に避難。ひとまずそこでその旨ツイート。この時点で回線が重くなってたけどとりあえず書けたらしい。
会社のひとたちでしばらく待機。数十分ぐらい経つと大きな余震があって、都庁がすごく揺れてるように見えたな。
小一時間ぐらいして、会社は今日の業務終了で解散ということに。
オフィスに一旦荷物をとりに、階段を登って戻ってから帰途に。この時16時。
オフィス出てちょっと歩いたところで、遠くで散歩に連れられてた子犬がものすごい勢いで鳴いてて、何かの予兆かと思って怖かった。

とりあえず新宿駅に向かって歩くことに。電車は案の定全く動いてない。都庁の一部の通路が封鎖されてた。
時々昼食で寄っている西新宿のオフィスビルにお手洗いついでに入ったら、ロビーのモニタに人だかりが。映像は大津波で、ポカーン。その時点ではまだ、大災害が起きてるという現実感がなかった。

歩いて小田急ハルクあたりに着くと、バスターミナルがものすごい人になってた。こりゃうちに帰るのは全部徒歩かな?と思えてきたのはこのあたり。
地下道に入って新宿三丁目まできたところで、一旦休憩しつつiPhoneで情報収集。 公衆無線LANサービス(Mzone)を契約してたので、駅のそばにいればwifiが使える。
twitterなどを見て、とりあえず電車は全部動いてないことを確認。
少し経つと、都電荒川線は動いてるという情報がtwitterであるのを見たので、向かってみることに。
…でも同じこと考えてる人が結構いるらしく?北に向かう人が妙に多いのでやっぱりやめに。引き返して、まずは四谷まで歩くことにした。

スタバとかハンバーガー屋とか、営業しているお店が結構あるなと思ったけど淡々と歩く。
四谷に到着したらJR駅の様子が見えたけど、車両の明かりがついていない。今日は動かないんだろうなとここで思った。
自分が乗りたいのは東京メトロ南北線。でも駅に入れない状態ぽかったので、さらに歩くことに。ひとまず飯田橋へ。同じように歩く人がたくさんいた。

飯田橋について地下鉄駅に入ったけど、やっぱりまだ電車は動いてなかった。こりゃ最後まで歩きかな、と覚悟し始めた頃。
ゆっくりめに歩いてきたけど、足が疲れてきたので後楽園で休憩しようと思って向かった。途中で道に迷ってiPhoneの地図のお世話になったりしつつ、後楽園に到着。
東京ドームシティはすでに営業してなくて暗くなってた。残念、ここで銀だこでも寄ろうかと思ってた。。
ドームの脇にある大型モニタはついてたので、そのあたりに座って休憩。地震や大津波の状況をここで詳しく知った。。
しばらく座ってたあと、さらに北へ。

後楽園から北上する道を淡々と歩いた。まだまだ歩きの同士はたくさんいるので、心強くはあった。
駒込に近づいたあたりで、「トイレあります」の看板を立てている家とか、お菓子やお茶を配っている方がいた。こういうときのヌクモリティは素晴らしいしありがたい。

JR駒込駅のシャッターが降りているのを横目に、さらに北へ。メトロ西ヶ原駅に着いたらお手洗いに行きたくなったので寄ってみたら、ちょうど運転再開していた。このとき21時頃だったか。
これに乗って最寄り駅に着いて、自宅にやっとついたと思ったらエレベーターが止まってたので、7Fまで階段で登って無事に帰宅。21時半過ぎぐらい。


5時間半ぐらいかけて帰ってきたことになる。ゆっくりめに歩いたし休憩もあちこちしたから、ちょっとかかりすぎたかな。
家の被害は、たてつけの悪い本棚1つが倒れてそこの本が散乱してた程度。また、ガスがその日は止められてた。(翌日になると回復)


あとは足も歩き疲れたし、TVの震災情報をひたすら眺めて休日が過ぎていった。
次の週は会社は「可能なら出社」というお達しだったので、月曜日は電車が大混乱だったので自宅作業にして、あとは普通に行ったり時差出勤したり。


計画停電が今後どうなるかとか、いろいろと不安が多いけれど、まあ、ケセラセラ。(その後当面は行わなくなったので、良かった)